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 CF型ガスケット
テーパーシール型ガスケットの特長
Advantages of Taper-sealing gasket IPD Series
 
二枚のフランジに挿まれたガスケットの表面にナイフエッジを食い込ませて、ガスケットを圧縮し、シールする。
これが、CF型シール機構の概念です。

しかし、そのシール性能はナイフエッジ先端の形状に依存し、ナイフエッジが傷つくとシールが難しい。
CF型シール機構は、超高真空装置用シール機構として最も広く使用されながらも、常にこの問題を抱えてきました。

ガスケットをナイフエッジの先端に接触させずに圧縮して、安定した真空シールを完成するにはどうすればいいか。
その答えが、テーパーシール型「IPD」シリーズガスケットです。

 
特長
 

その1
ガスケットをナイフエッジの先端に接触させず、フランジのテーパー面 で圧縮し、シールを完成させます。
従来規格のCF型フランジに一切手を加えず、そのままご使用いただけます

 

その2
ナイフエッジの傷・ダレ・タオレ・ヘタリに影響されず、安定したシールが可能になります。

その3
従来型のガスケットに比べ、かなり細く、変形しやすくなっています。ほんの少し楕円形に曲げるだけで、垂直に位置したフランジにしっかりはまって落ちません。
垂直フランジへのガスケット取り付け作業でお悩みの方、ぜひお試し下さい(曲げすぎないよう、ご注意下さい)。

その4
ガスケットがポートの内側に出っ張りません。ポートの内径がフルに使えます。
径の大きなQマスやマニピュレーター等を取り付ける際に便利です。

その5
従来型ガスケットでは、その表面にナイフエッジが食い込む過程で非常に大きな剪断応力が生じ、締結力のロスが起きます。
IPDガスケットでは、角部を圧縮することによってシールしますので、ガスケット表魔の剪断による締結力のロスがなく、従来型ガスケットよりも大きなシール面積が得られます。
長期使用でくたびれたフランジ・溶接で歪んだフランジ・重い器材が接続された、荷重のかかるフランジ。このようなフランジのシールには、十分なシール面積を確保するために大きなトルクが必要でしたが、IPDガスケットを使えば低いトルクでシールできます。

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