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 CF型ガスケット
ICNガスケットの溝は何のため?
Why is the ICN gasket grooved?
 
なぜ今まで、CF型フランジ用のニッケル製ガスケットが無かったのか?


「ニッケルのガスケットを探している」

ずいぶん前から、特に金メッキや銀メッキのガスケットをよく使われるユーザー様から、このようなご要望を度々いただきました。
伺った話では、貴金属メッキ層を剥離し銅のガスケットを冒してしまうガス雰囲気中で、かつアルミのガスケットでは耐えられない温度で使えるガスケットをお探しとのことでした。

なぜCF型フランジ用のニッケル製ガスケットが無いのか?
あるいは、販売されていても、なぜカタログに載る商品になり得ないのか?

当社でCF型フランジ用ニッケル製ガスケットの開発を始めて、その理由の一端が見えてきました。

CF型フランジ用ガスケットの材料として使おうとした場合、ニッケルには次のような不都合があることがわかりました。

・無酸素銅のガスケットなら、表面にある微細な擦り傷はフランジで締めつけてゆく過程で消えてしまうが、ニッケル製ガスケットの表面にある細かい擦り傷は、 かなり大きな締結トルクをかけても消えず、リークの原因となる

・CF型フランジ用ガスケットの材料として最も一般的に使われている無酸素銅に比べてかなり固く、十分なシール面 積が得られないだけでなく、場合によってはフランジを痛める恐れがある

ニッケルは優れた耐食性をもち、真空用構造材料として無視できない存在ですが、ガスケット材料としてはかなりの難物なのです。


 
製品化にあたって当社が採った解決策は?
 

上記の問題について、次のような解決策をとりました。

・どれほど取り扱いに留意しても、製造から出荷に至る工程でガスケット表面 は不可避的に他の物体に接触し、微細な擦り傷が付く。
逆に、もしガスケット表面が他の物体に触れることがなければ微細傷は発生せず、リークの原因も消える。
ならば、下の図のようにガスケット上のシール面が形成される部分を他の部分よりも一段下げ、ガスケットがフランジに触れる直前までシール面 形成部分を保護すればよい。

真空中でアニール処理し、無酸素銅ガスケットと同程度の固さに調整する。

 

推奨締結トルク

締結用ボルトのネジ部には、二硫化モリブデン等の潤滑剤を塗布されることを強くおすすめします。
また、必要な締結トルクはフランジのエッジ形状等にも依存します。参考までに、推奨トルクを下表に記載しました。

ICN-034G
2.5〜3 Nm
ICN-070G
8〜12 Nm
ICN-114G
12〜18 Nm
ICN-152G以上
10〜15 Nm

 

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